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神秘の湖、摩周湖 [ひとり言]

摩周湖…7000年前に巨大噴火で出現した湖。
そう…カルデラ湖である。

透明度はバイカル湖に続ぐ世界第二位。
1931年の調査では透明度41、6メートルを記録した。
当時確認されたところでは、世界新記録であった。
しかし…残念なことに…2004年の調査では19メートルと低下した。

これは…人が虹鱒や姫鱒の養殖を試みたことによる濁りで…、
年々透明度は低下している。
なんてバカなことをしたのだろう…?
残念ながら…未だそれらは繁殖を続け…水質は、ますます悪化の一途だ。

アイヌ語で”カムイトー”…神の湖の意。
湖の中央にカムイシュ島という断崖の小島が浮かぶ。
周囲は海抜600メートルの切り立ったカルデラ壁となっており、
南東端には”カムイヌプリ”…神の山…摩周岳(標高858メートル)がそびえる。

何時行っても…息をのむ美しさ…。
霧の摩周湖は、有名ではあるけれど…、
風が吹き…霧が晴れて、そこにその青を見た時…それは想像以上の感動だ。

初めて訪れた時…摩周湖が晴れていたら、女性は晩婚になるというジンクス。
あまりの美しさが…婚期を遅らせると言われているほどだ。
私の故郷で…一番自慢できる風景だと以前から自信を持っていた。

生前、父は…いつも摩周湖をキャンバスに描いていた。
「見なくとも描ける」と自慢していたけれど…もうあの頃のままではないんだね。

父上さま…神の湖が、悲鳴を上げています。
汚さないで!と、自慢の摩周湖が…泣いている気がするのです。
空から覗いても…そう思いませんか…?
あの青は…まだ変わっていませんか…?







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コメント 2

チップ&ア-

昔見えたはずの物が見えなくなったり、
昔あったはずの物がなくなったり、・・・
逆に、昔はそんなことなかったのに、今は・・・
そういうことが、最近とても多いですね。

私たち人間が、あまりに便利な暮らしを求めすぎて
地球が悲鳴をあげているみたいです。

美しい摩周湖に戻れるといいですね・・・
by チップ&ア- (2007-07-07 19:52) 

Jackな気分

チップ&アー母さま。

今晩は…。
多分…以前の摩周湖に戻るのは不可能だと思うの…。
残念ながら…生物の居なかった聖域に生き物を放流することの重大さを、
昔の人は分からなかったみたいですね?
たぶん…自然破壊が始まる前は…自然の有難さが分からないから。
透明度低下と汚染は…留まる事を知りません。
一度放流した生物は…自然繁殖を繰り返し増殖するから…。

話は変わりますが…今日ボノ兄弟の長男のユッケが、
我が家に合流しました!!元気で可愛い子です。
明日…熊家が合流し…賑やかになりますよ。
by Jackな気分 (2007-07-07 21:49) 

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