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母のこと。 [ひとり言]

自分だけの時間を取り戻そうと、
またブログを書き始めた。

ふと気が付くと、仕事と家族に振り回された、
この数ヶ月だったような気がする。


震災後、家業は経費節減を一層進めることとなり、
一人二役の状況を余儀無くされて。

その上、お正月頃から、母の腰痛が悪化した。


旅館業は、女の仕事が八割で。

母も例外ではなく、体を張って、今までやってきたのである。

腰痛は、職業病のようなものである。

暮れから、足が痛いと言い出した母は、
次々に痛みが飛び火して、終いには背中が痛いと言う。

レントゲンを撮った結果。

背中2箇所が、圧迫骨折していて…。
恥骨に、ひびが入っていると言う診断だった。

知らぬうちに、骨折するなんてことがあるのだろうか?


1月4日に入院し、点滴を2週間打つ。


母は、日頃から、主治医には、「稀に見る健康体です!」と
太鼓判を押されている。

七十も半ばにして、血液検査は、いつも100点満点。

見た目も、かなり若く見える。

肝臓などは、まだプルプルしているそうであるから…。

「レバ刺しに出来るね!」などと、笑っているくらいである。

良く食べ、よく笑い、お洒落をして、よく働く、老人もどきである。


私たち兄弟は、母を”マ〇子デラックス”と呼んでいるくらい、
化け物のような、老人なのである。


なのに、大きな事故なしに、骨折とは、ちと不思議であった。


その後、退院したものの。


背中の痛みは消えず。

今度は、逆の足が痛いと言い出し、歩けないと言う。


4月11日、緊急に入院。

今度は、右足の付け根の骨が骨折していると言う。


おかしい。

と思ったお医者さまは、今度は、調べに調べ。


ひとつの病名にたどり着いた。


「骨軟化症」


栄養素のリンが不足し…骨の質が悪くなる病気らしい。

それは、もともと持った体質が、老化によって悪化するもの。


骨粗鬆症とは、違う。

カルシュムは、充分足りているのに、リンが足りない。
よって、骨は出来ても、質が悪くもろい。

骨の80%は、リンだというから…無理もない。


ただ、太っただけでも骨折し。
ぶつけただけでも、骨折する。


それで、リンを食物から吸収し難い母は、飲み薬を飲む事になった。


普段から健康優良老人の母は、みるみる回復し。

晴れて、5月13日に退院した。


5月13日とは言っても、連休は10日も一時帰宅し。

日曜日は、入浴したいと帰宅する、悪い患者であった。


念のため行った、脳の検査では「本当に、76歳ですか?」と驚かれ、
また満点の太鼓判を頂いたと言うから、只者ではない。


だけど、元気で若い母は、ありがたい。


「母上。」

「今夜は何を召し上がりますか?」


てなもので…。

食べることが好きな母の、喜ぶものを作る。


自分より食べる老人なんて、本当にデラックスである。

だけど、時々楽しささえ感じるのは、不思議である。


まだまだ、母から学ぶべきことがあるからね。


大変だけど…。



ボチボチ生きて参りましょう。

母上さま。

一緒に。












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