ガーデンPR。 [庭仕事]
今年、初めて、自分の庭をガイドブックに掲載した。
「ガーデンアイランド北海道」というプロジェクトで、
北海道の庭を一つの冊子にまとめたものだ。
北海道を、ニュージーランドのようにしたい。
花の庭で地名度を上げ、全体を庭で巡れるようにしたいと、
道が企画運営しているものである。
イギリスのイエローブックのような、厳しい審査がないから、
商業目的や、庭自慢がしたい人が簡単に掲載できる。
私は、全く興味が無かったが…。
ボノ父が、家業のピーアールにと、応募した。
花の見ごろ。
イベント情報。
などなど…ガーデニング好きには楽しい企画だが。
庭の管理をするのが億劫であった。
イリスの庭は、植物が自由奔放であるから、
とても、人に自慢できる代物では決してない。
仕方なく、進められるまま、記事を投稿することに。
てな訳で…。
我が家では、まず、球根が咲き出し。
つつじ、さくら、ジャーマンアイリスと続く。
今は、芝さくらが満開で、ホスタやクレマチスが芽吹く頃。
とても自慢などできない、トホホな薔薇は…。
これから芽を出し、6月一斉に咲き始める。
薔薇が自分の子どもなら…まさに虐待に近い状態である。
いつも、申し訳ないな~と思いながら、冬枯れの枝を剪定するのだ。
冬の寒さに、消毒不足、おまけに肥料不足とくる。
自然農法などど言えば、聞こえがいいが。
ただ、農薬が嫌いで、肥料はあまり買わない。
それと…となりの池の蛍が、絶えないようにと思うのである。
それでも、蕾は赤くなり、秋遅くになるまで、薔薇が花をつける。
本当に、薔薇は強健で、粘り強い。
秋の霜の後の薔薇は、格別色が濃く綺麗である。
一旦薔薇が咲き始めれば、辺りは、甘い香りに包まれる…。
庭造りの醍醐味は、薔薇の香りにある。
それから。
それから。
気付けば、花菖蒲であたりは紫色になって。
雨の朝の、菖蒲の庭は、まさにクライマックスである。
こうして、大体の庭のサイクルが完了する。
それらの花々が一息つく頃。
忘れた頃に、白いアジサイ”アナベル”の花が大きくなって。
白い風船のように、庭を飾る。
そして。
そして。
その頃、ようやく…。
奥の池には、平家蛍が飛び始めるという、予定。
そう、予定。
予定は、未定。
蛍は、飛ぶまで姿を見せない。
生きているか、そうでないかが分からない。
蛍よ、君は生きているのか?
♪ ほ・ほ・ほ~たる・こい ♪
甘い水でも…おげましょう。
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