ボノ × 孔雀 [ワンとお散歩]
昨日今日、当地方は…とても良いお天気だ。
気温は20℃を越え、春らんまんと言ったところ。
そろそろ、桜も散り、今すももの花が満開である。
こんな日は、犬たちとゆっくりお散歩をする。
タンポポと、芝桜が競って咲いている野原を。
野鳥の声が、裏山に響いて、風が心地よく吹く。
ちまたでは、山菜取りが盛んで、
毎晩、色々な山菜が食卓に並ぶ。
北海道は、今が一番いい季節である。
さて、ボノ父は、もうずいぶん前から…、
ウルトラマラソンの練習を始めているが。
最近、ボノはお年のせいか、走るのを嫌がる時があって、
「今日は、遠慮しときます!」と逃げることを覚えた。
暑い日は、特に付き合ってくれない。
無理もない、やんちゃなボノも、もうすぐ7歳になるのだ。
だから、みんなでのんびり散歩する日は、とても楽しそうだ。
裏山で存分に遊んだ後は、坂を下り…、私の庭へと向う。
その途中にあるのが、孔雀の小屋だ。
前にも書いたが、中にインド孔雀が3羽いる。
そこへ、一目散に走る寄るボノ。
これは、お決まりのコースである。
中を覗き込み、ものすごい剣幕で吠え立てる。
まるで、大型犬並みである。
それから、思い切りネットに噛み付き、
グイグイ引っ張るのである。
ボノは、悪いことをしているとは、思っていない。
逆に、お手柄だと、思って、ドヤ顔である。
たぶんボノ父が、嬉しそうに、笑っているからである。
ボノがそうくれば、孔雀のオスだって、黙っちゃいない。
綺麗な羽を広げて、音をたてて、ユサユサする。
ザザザ~、ユサユサ、体を振るわせる。
「小僧…かかって来い!」とばかり、威嚇するのである。
見てると、確実にボノの負けである。
だって、ボノは…とても小さい。
孔雀の羽に、押されて、跳ね返りそうである。
そして、目など一喝されれば、ひとたまりもない。
その姿が滑稽で、孔雀小屋では、いつも大声で笑う。
傍から見たら、変な光景であるが…。
本当に、それがおかしい。
「ボノ君、もうやめな。」
「君の負けだよ。」
「だって、孔雀さんは、あんなに大きくで綺麗だよ。」
孔雀の小屋から、無理やり引っ張られるボノの姿は、
これまた、滑稽で…笑えるくらい情けない姿だけど。
飼い主には、そこが、またかわいいのである。
ジャッナ気分の 気仙沼を開きました。悲しいことですね。有難う
by 弘子 (2012-02-03 12:08)