ボノ行方不明…3時間半。 [ワンとお散歩]
「今日は、王子の山へ行くよ!」と、ボノ父が言う。
「え~? 雪深いよ!」と、ボノ母がぼやく。
「いや…この前、スノーシューで道を付けてきたから…。」
半信半疑、気乗りせずで出かけた…2人と3頭。
初めから、トッティは…ボノ父が抱っこである。
入り口から、50メートルほど入る。
う~ん。
心配するほど足場は悪くないし…天気も上々である。
その時はまだ…意気揚々だった。
大きな鳥の群れがいた。
信じられない光景に遭遇する。
頭のすぐ上を、何羽いるだろう…オオワシの群れだ。
こんなに近くで見た事がない。
「うわ~っ!」
「すごい!」
また来た! また来た!
あそこにも…ここにも…。
全てが見通せるほど近くに、それがいる。
感動の連発である。
近いな~…羽音まで聞こえる。
雄・雌・雄・雌・雄交互に…数え切れないほど…飛んでいるのである。
怖いほど数がいて…威圧的にさえ感じる光景。
慌てて、ココにリードを付けた。
ボノとトッティにも注意を払う。
連れ去られるような勢いだからである。
連れ去って、落下させ殺して食べる?
なんて、想像は膨らんで…怖くなる。
それほど大きく、近いのである。
だけど、見とれていた。
こんな美しい鳥は、見た事がない。
そんな時…突然ボノは横道に逸れ…鳴きながら走リ出した。
「鹿…見つけたな?」と、ボノ父。
急な坂道を一気に…獣道を走リ去る。
気を抜いていた…ボノ父の慣れが、裏目に出る。
ボノがいない。
「ボノが、見えないから…追いかけて!」と頼んだ。
そこから3時間半…行方不明である。
ボノ~~~~~~~~ッ!
声が枯れるほど…呼び続けた。
長く感じる時間。
日が傾いていくのが、早く感じる。
さっき見たオオワシが…不安を一層かき立てる。
ボノ父は、ボノの足跡をたどると言う。
「鹿の道だよ…絶対」
「行けばいる…絶対」
少し不安気に、だけど信じている様子だ。
私は、トッティとココを家まで帰して。
また探した…声が枯れるまで。
1時間半…もう駄目かな?
オオワシが…捕まえて…食べたか?
ボノ父も…そう思ったそうだ。
ボノ~~~~~~~ッ! いつもならある 返事がない。
声がしないのである。
ボノ父は、鹿の道に添って…山の頂上まで歩いたが。
「いない…。」
ボノ父が、不安そうな顔をするので…涙が出てきた。
涙が止まらない…ボノがいないのだから。
いてもたってもいられない。
ボノ父は、ずっとここで待つと言う。
「私は、車で町の中を探してくる」
「山を別の場所から降りているかもしれないから…」
時間が経っていく…。
車で探し始めて…1時間。
ボノ父は、心配でめまいがして。
一度家へ帰って…一息ついた後。
分からなくなった場所へ戻ったそうだ。
絶対に、ここへ帰ってくる。
信じているのだ。
ボノは、ボノ父にとって運命の犬である。
どれくらい経っただろう?
あれ~????
ボノ~!と呼んだら…。
返事が聞こえてくる。
行方不明から3時間半以上経っていた。
突然である。
何事も無かったように…ボノ父の横に現れるボノ。
ボノはその時、こう言っていたのかな…。
「父ちゃん…ちょっとやり過ぎでやんした!」
「鹿って、逃げ足、はやいっす!」
「ちょっと、疲れたでやんす!」
とんだ一日になった…。
飼い主は、声が枯れ。
涙も枯れ果て。
体は、ギシギシである。
ボノ父に引かれ…疲れた様子で帰って来たボノを見たとき。
悔しいほどに、いつも以上に、ボノを愛しく…感じる自分がいる。
それほど…ボノの様子が、可愛いのである。
「母ちゃん…ごめんね!」と言っているような素振りで。
しおらしく…可愛いのである。
教訓!
可愛い犬でも…旅はさせない方がいいのである。
「え~? 雪深いよ!」と、ボノ母がぼやく。
「いや…この前、スノーシューで道を付けてきたから…。」
半信半疑、気乗りせずで出かけた…2人と3頭。
初めから、トッティは…ボノ父が抱っこである。
入り口から、50メートルほど入る。
う~ん。
心配するほど足場は悪くないし…天気も上々である。
その時はまだ…意気揚々だった。
大きな鳥の群れがいた。
信じられない光景に遭遇する。
頭のすぐ上を、何羽いるだろう…オオワシの群れだ。
こんなに近くで見た事がない。
「うわ~っ!」
「すごい!」
また来た! また来た!
あそこにも…ここにも…。
全てが見通せるほど近くに、それがいる。
感動の連発である。
近いな~…羽音まで聞こえる。
雄・雌・雄・雌・雄交互に…数え切れないほど…飛んでいるのである。
怖いほど数がいて…威圧的にさえ感じる光景。
慌てて、ココにリードを付けた。
ボノとトッティにも注意を払う。
連れ去られるような勢いだからである。
連れ去って、落下させ殺して食べる?
なんて、想像は膨らんで…怖くなる。
それほど大きく、近いのである。
だけど、見とれていた。
こんな美しい鳥は、見た事がない。
そんな時…突然ボノは横道に逸れ…鳴きながら走リ出した。
「鹿…見つけたな?」と、ボノ父。
急な坂道を一気に…獣道を走リ去る。
気を抜いていた…ボノ父の慣れが、裏目に出る。
ボノがいない。
「ボノが、見えないから…追いかけて!」と頼んだ。
そこから3時間半…行方不明である。
ボノ~~~~~~~~ッ!
声が枯れるほど…呼び続けた。
長く感じる時間。
日が傾いていくのが、早く感じる。
さっき見たオオワシが…不安を一層かき立てる。
ボノ父は、ボノの足跡をたどると言う。
「鹿の道だよ…絶対」
「行けばいる…絶対」
少し不安気に、だけど信じている様子だ。
私は、トッティとココを家まで帰して。
また探した…声が枯れるまで。
1時間半…もう駄目かな?
オオワシが…捕まえて…食べたか?
ボノ父も…そう思ったそうだ。
ボノ~~~~~~~ッ! いつもならある 返事がない。
声がしないのである。
ボノ父は、鹿の道に添って…山の頂上まで歩いたが。
「いない…。」
ボノ父が、不安そうな顔をするので…涙が出てきた。
涙が止まらない…ボノがいないのだから。
いてもたってもいられない。
ボノ父は、ずっとここで待つと言う。
「私は、車で町の中を探してくる」
「山を別の場所から降りているかもしれないから…」
時間が経っていく…。
車で探し始めて…1時間。
ボノ父は、心配でめまいがして。
一度家へ帰って…一息ついた後。
分からなくなった場所へ戻ったそうだ。
絶対に、ここへ帰ってくる。
信じているのだ。
ボノは、ボノ父にとって運命の犬である。
どれくらい経っただろう?
あれ~????
ボノ~!と呼んだら…。
返事が聞こえてくる。
行方不明から3時間半以上経っていた。
突然である。
何事も無かったように…ボノ父の横に現れるボノ。
ボノはその時、こう言っていたのかな…。
「父ちゃん…ちょっとやり過ぎでやんした!」
「鹿って、逃げ足、はやいっす!」
「ちょっと、疲れたでやんす!」
とんだ一日になった…。
飼い主は、声が枯れ。
涙も枯れ果て。
体は、ギシギシである。
ボノ父に引かれ…疲れた様子で帰って来たボノを見たとき。
悔しいほどに、いつも以上に、ボノを愛しく…感じる自分がいる。
それほど…ボノの様子が、可愛いのである。
「母ちゃん…ごめんね!」と言っているような素振りで。
しおらしく…可愛いのである。
教訓!
可愛い犬でも…旅はさせない方がいいのである。
ボノ君、無事戻ってこれて良かった~~~
そらパパが先にブログを読んで教えてくれたのですが
もう読んでる途中から涙・・涙・・涙です。
ボノ父さんもお疲れになったことでしょう。
本当に可愛い犬には旅をさせないように
そらママも肝に銘じ気をつけますね。
by そらのママ (2010-02-01 12:48)
ボノ君、無事に帰ってきてくれて、良かったー。
ドキドキしちゃつた。
待つ間の時間は、とっても長かったでしょうね。
いつも、「大丈夫だよー」っていうボノ父が不安そうな顔したら、
いくら、信じていても、悪い方向に考えちゃうよね。
ボノ父&ボノ母には、長ーい一日でしたね。
良かった、本当に、本当に良かったね。
by 陸母 (2010-02-01 13:25)
そらママさま。
ご心配おかけしました!
流石に、ボノ父も焦ったようです。
だけど、こんな大騒動は、ちゃんと記録しておかねばと思い、
ブログに書いておきました…。
もう駄目かな?と思いましたよ。
声がしない…気配もない…それで3時間半は、きつい。
ボノは、少し疲れた様子でしたが…綺麗な体で、
まったくの無傷でしたので…一安心ですよ。
本当に…大変な一日になりました。
ボノ父も、少しは懲りたでしょうかね?
by Jackな気分 (2010-02-01 19:44)
陸母さま。
本当に、人騒がせな犬でしょう?
だけど…心配で心配で…。
どこかで、きっと戻ってくるとは思っていても、
悪い方へ、悪い方へ…思考が行ってしまいました。
オオワシの餌食か?なんて事まで、マジに考えたよ。
オオワシの数と、接近具合が、尋常じゃ~無かったから。
大好きな鳥を、大嫌いになるところだった(笑)。
本当に、お騒がせしました!
ボノは、今日も快調で…朝晩の散歩をこなし、
夜は、キツネを追っていたそうだよ~ホント懲りないよね?
by Jackな気分 (2010-02-01 19:50)
ボノ君ったら 「めっ!」だよ。
でも ホント無事でよかった。涙がとまらないよ。
悪いほうに悪いほうに・・・そんな条件が揃いすぎてたね。
せっかく オオワシたちが群れで姿を見せてくれたのに 嫌われなくてよかった。
3時間半も ボノ君はどんな気持ちで森の中にいたのかと思うと 胸が苦しくなりますね。みるくだったら・・・と思うときっと戻ってこないかも
懲りないボノ君 安心しました。「ボノ君あんまり心配かけるなよ!!」
by みるくママ (2010-02-01 20:37)